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動物自然療法協会 > ペット東洋医学・総合指導士養成セミナー(HOME) > 東洋獣医学とは
【 背 景 】
インド・中近東・中国など、東洋で発祥した医学を東洋医学といい、獣医職は今から3000年ほど前に、軍馬等の使役動物の治療を目的として誕生しました。
【 西洋医学 vs 東洋医学 】
西洋獣医学では病気の症状を化学的な方法で取り除くのに対して、東洋獣医学では天然生薬やツボ・経絡のマッサージ、鍼灸などにより体質を強化し、全体的なバランスを取り戻すことで病気を防ぎます。
あらゆるものを構成しているのは「気」と呼ばれる生命エネルギー。これは生物や物質に限ったものではなく、宇宙をも構成する物質です。自然界は大宇宙、生き物の身体は小宇宙とし、同じ法則で動くと考えます。
身体(小宇宙)における臓腑・組織・器官はみな有機的に繋がっているため、西洋医学のように分けて考えることはありません。
身体には気と血(血液とほぼ同じ。身体を構成し生命を維持するための「精」が含まれる。)を運ぶ経絡という通路が網の目のように行き渡っています。足にあるツボを押すと何故か胃のもたれに効く、といった効果はこのためで、その一点のツボが経絡の通路をぐるりと伝って胃と繋がっているのです。ですので、直接アプローチしづらい部分の治療や損なったバランスの回復に、多面的に応用することができる代替医療と言えます。
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